新年のご挨拶
2021年元旦
無機材会会長 島宗孝之
無機材会会員の皆様 明けましておめでとうございます。騒がしい今日この頃ですが、皆様におかれましてはお健やかな新年をお迎えのことと拝察いたします。昨年はCOVID-19禍により、ほぼ一年に渡って生活が一変してしまいました。年号が変わるときには大きなことが起こる!などと言われていましたが、これほどになるとは思いもよらないことでした。おそくともオリンピックの前にはもとに戻って自由な動きができるようになりたく思う今日この頃です。
このような中、昨年は、無機材会も例に漏れず、一度も対面の幹事会を開くことができずに過ぎてしまいました。それでも遠隔で開く幹事会や総会では日本中からまた海外からの参加もあり、対面にはない良さも経験できました。特に総会では、その出席者、内容とも従前の対面で行っていたときと変わらずの大盛況でした。ただ残念なのは全員での交流会が開けず、本年への持ち越しになったことでした。
また、大学のキャリアサポートプログラムの一つになっている学生さんに企業で活躍する先輩から企業/社会人の実情や心構えを紹介していただく企業セミナーでは、担当幹事各位の大きな努力もあって、無機材会方式ともいえる遠隔による方式で開催し、前年よりも遙かに多くの学生さんの参加があり大成功でした。次年度以降も遠隔であるいは遠隔と対面とのハイブリッドでと言う要望が出されているほどでした。なお、例年行っていました工場見学会につきましては、バスツアーが出来ない中、同じく遠隔で行うべく準備中です。
さらにもう一つの大きな作業としての窯業同窓会誌など、アーカイブのデジタル化につきましてもほぼデータとして完了の段階を迎えています。これをどのように取り扱うか?記念誌を作ることを含めて検討中であります。
やはり無機材会のいろいろな活動はある程度遠隔で進められるようになってはきましたが、これは不自然な状態であり、せめて総会前には、落ち着いて少なくともある程度の直接、対面のコミュニケーションがとれるようになって欲しいし、来るべき総会には皆が元気で直接顔を合わせられることを願っています。多分もう少しです。私ども役員・幹事も戸惑いながらも、来るべき総会を、またその次を目指して多いに努力をしていきます。
会員各位におかれましても健康保持が第一ですが、更に新しい年、新たな一歩を踏み出されることを切に願っております。