窯業同窓会関東支部総会・講演会・懇親会
−平成16年1月24日−

 1月24日(土)午後2時半から大岡山キャンパス無機材料工学科講義室において窯業同 窓会関東支部(尾島正男支部長)の総会および講演会を開催しました。総会には46名の出席があり、同窓会活動の活性化、特に若手会員の積極的な参加を促すためにメーリングリストによる情報交換等ネットワーク構築やホームページの拡充、異業種を含めた幅広い分野の講演会開催、さらに新たな試みとして若手会員の勉強会などの企画を提案していずれも承認されました。

 講演会ではまず東京大学先端科学技術研究センター教授渡部俊也氏(1994年本学無機 料工学博士課程修了)から「基礎研究の工業化への道」と題し、ものづくり中心の時代とは異なり、現在は「知識」と「技術」の乖離が大きく、「知識」が即工業化には直結しない。従って「知識」の積極的な評価活用によるマネジメントが重要であるという趣旨のお話があり、次いでNHK情報局国際部記者塚本壮一氏(1989年慶應義塾大学法学部卒業)から「北朝鮮問題について」と題し、最近のホットな話題である北朝鮮についての講演で、取材の苦労や北朝鮮の体制維持に対するパワーバランスについてニュースではうかがえない話がありました。

この後、学内の第一学食に移動し、会員外や学外の方も含めた多数の参加者に講師のお二人を交え、懇親会を行いました。中沢三知彦氏(昭16)の乾杯から山内尚隆氏(昭26)の中締めまでの約1時間半互いに近況を語り合い、懇親を深めたましたが、この間、最年長会員の田上嘉秋氏(昭15)のお元気な海外旅行のお話や最年少会員の端山潔氏と多田昌史氏(昭53)また紅一点の岡田みゆき氏(昭55)等フレッシュなスピーチも加わり和やかな雰囲気で散会しました。

  田中満生(37年化工)記